沖縄の正装「かりゆしウェア」を着こなそう! 着用シーンごとのポイント|サンエーオンラインショップ(本店)

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沖縄の正装「かりゆしウェア」を着こなそう! 着用シーンごとのポイント

沖縄の正装「かりゆしウェア」を着こなそう! 着用シーンごとのポイント

日本の都道府県の中で最も南に位置し、気温も高い沖縄県。
高温多湿な沖縄県の夏を快適に過ごすために、県内では正装としてさまざまなシーンで着用されているのが「かりゆしウェア」です。
しかし、名前自体は聞いたことがあるものの、具体的にどんな服かよくわからない、着用できるシーンが思い浮かばないという方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、沖縄県の正装でもあるかりゆしウェアの着用シーンや、沖縄の伝統的な衣装についてご紹介します。

目次

沖縄県の正装「かりゆしウェア」とは?

沖縄県の正装「かりゆしウェア」とは?

かりゆしウェアとは、沖縄県で縫製された、沖縄らしさを表現した服装のことです。1年間を通して暑い日が多い沖縄で快適に過ごすために作られたもので、現在は沖縄を代表するウェアとなっています。

アロハシャツに似ていますが、沖縄県の文化や自然をモチーフにしたデザインが施されているのが、かりゆしウェアの特徴です。

また、沖縄県の文化や自然がデザインされている服が全て「かりゆしウェア」と呼ばれるわけではありません。かりゆしウェアと名乗るには、「沖縄県産であること」「沖縄県らしいデザインであること」の2点を満たすことが条件となっています。

かりゆしウェアの概要や、見た目が似ているアロハシャツとの違いなどについては、以下の記事も併せてご確認ください。

かりゆしウェアを着用できるのはどんな時?

かりゆしウェアとアロハシャツは違う?

かりゆしウェアは、基本的にはいつでも・どこでも着ることができる沖縄県の正装です。気温が高い沖縄県の夏場は、ビジネスシーンにおいてもかりゆしウェアを着用するのが一般的になっています。

役所や銀行、ホテルをはじめ、一般企業でもかりゆしウェアを着て仕事をしている風景が見られるほど、沖縄では暮らしに根付いた服装です。

また、真っ白または真っ黒なデザインでなければ、結婚式でもかりゆしウェアを着用できます。葬式や三回忌のような法事のシーンでも、真っ黒な喪服用のかりゆしウェアを着用可能です。
もちろん、普段着として着用することも問題ありません。

沖縄県では4月から11月までを半袖のかりゆしウェアを着用する推奨期間としていますが、真冬の寒い時期以外はいつでも、どこでも使いやすい汎用性に優れたウェアといえるでしょう。

沖縄の結婚式でかりゆしウェアを着る時のポイント

沖縄の結婚式でかりゆしウェアを着る時のポイント

かりゆしウェアの「かりゆし(嘉例吉)」は、沖縄の方言で「めでたいこと」や「縁起が良い」などという意味を持つ言葉です。結婚式のようなおめでたいハレの日(非日常とされる儀式や祭りの日)に、最適な服装といえます。

沖縄県の暑い夏を快適に過ごすために作られた服なので、礼服を着用するよりも快適に過ごしやすい点もメリットです。

参列者の方は、基本的にはどのようなデザインのかりゆしウェアを着用しても問題ありません。ただし、新郎新婦が着用する真っ白なウェアや、喪服とかぶる真っ黒なウェアは控えるのがマナーです。
また、会場の雰囲気によっては、一般的な礼服を着用して参列した方が良いことも考えられます。不安な方は、事前に新郎新婦に確認を取っておきましょう。

かりゆしウェアと見た目が似ているアロハシャツは、カジュアルなイメージを与えやすいです。ドレスコードで許可されている場合を除き、沖縄県内の結婚式で着用するのは控えることをおすすめします。
結婚式でかりゆしウェアを着用する際のポイントは、以下の記事で詳しく解説しているので、併せてご確認ください。

喪服としてかりゆしウェアを着る時のポイント

ビジネスシーンで使いやすいかりゆしウェアの選び方

気温が高い沖縄県では、かりゆしウェアを喪服として着用することもできます。とはいえ、かりゆしウェアなら何を着ても良いわけではありません。場合によっては、遺族の方に不快感を与えてしまうことも考えられます。 喪服としてかりゆしウェアを着用する時は、以下の点に注意が必要です。

喪服用のかりゆしウェアを選ぼう

お葬式やお通夜といった弔辞でかりゆしウェアを着用する時は、真っ黒で無地の喪服用のかりゆしウェアを着用しましょう。黒っぽいデザインではなく、喪服用に無地のかりゆしウェアがあるため、必ずそちらを用意してください。

弔辞には故人やその親族に不快感を与えない服を着て参列することが大切です。縫製が良く清潔感があるもの、しっかりと濃い黒色のウェアを用意することを心がけましょう。 弔辞では参列者全員が黒色の服を着用しています。濃紺やダークグレーのかりゆしウェアを着用すると、色の違いが目立ちやすいので注意が必要です。

ただし、冬場の寒い季節は男性ならブラックスーツ、女性はブラックのワンピースといった一般的な喪服で参列することもあります。

ポケットが大きめだと便利

男性の場合、お葬式の時は手荷物を持たずに参列することが多いです。かりゆしウェアには胸ポケットしかないので、香典をしまう場所がありません。 「香典をしまう場所が他にないから」といってズボンのポケットにしまっていると、シワになったり、折れたりする恐れがあります。もちろん、手で持ったまま参列するのもマナー違反です。

弔辞用に喪服としてかりゆしウェアを用意する時は、胸ポケットが大きく、香典をしっかりと収納できるタイプを選ぶことをおすすめします。 胸ポケットが大きめの喪服用かりゆしウェアなら、バッグを持ち歩かなくても、香典をきれいに持ち歩くことが可能です。

沖縄に行く時はかりゆしウェアを用意しておこう

沖縄に行く時はかりゆしウェアを用意しておこう

アロハシャツに似た見た目で、なじみのない方はカジュアルファッションと思われるかもしれませんが、かりゆしウェアは沖縄県では正式な服装です。 ビジネスシーンはもちろん、結婚式やお葬式といった冠婚葬祭でも着用することができます。

結婚式やお葬式でかりゆしウェアを着用する時は、色やデザインに注意しましょう。場合によっては、他の人に不快な思いをさせてしまう可能性があります。 結婚式なら真っ白または真っ黒なデザインを避ける、弔辞の時は喪服用として売られているかりゆしウェアを選ぶといった配慮が必要です。

沖縄に行く時は、さまざまなシーンで使いやすいかりゆしウェアを用意してみてはいかがでしょうか。